道の駅なみえに置かれた日産リーフ
道の駅なみえに置かれた日産リーフ
(出所:日産自動車)
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道の駅なみえに置かれた日産リーフ
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充放電のイメージ
充放電のイメージ
(出所:日産自動車)
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「メガソーラービジネス」2022年1月14日付の記事より

 日産自動車は1月12日、福島県浪江町において、電気自動車(EV)の充放電を自律的に行う制御システムを活用することで、EVの充電電力の再生可能エネルギー100%を目指すエネルギー管理システムの検証を開始すると発表した。

 浪江町の商業施設「道の駅なみえ」の再エネ発電設備である太陽光発電(出力37.5kW)、風力発電(出力1kW×3基)、水素燃料電池(出力3.5kW)、パワーコントロールシステム、浪江町の公用車であるEV「日産リーフ」5台を活用し、日産の充放電制御システムをパワーコントロールシステムに搭載することで効率的なエネルギー運用を検証する。

 太陽光、風力、燃料電池からの発電量と、道の駅の電力需要の情報を基に、充放電制御システムがEVの充放電を自律的に行う。EVのバッテリー残量や使用パターン(走行距離、出発時刻など)などを考慮し、道の駅の電力使用状況に応じて充放電を行う優先車両を決め、必要なタイミングで充放電が行える。

 道の駅の再エネ発電設備は、使用電力の約10%前後を賄っている。充放電制御システムにより、道の駅の使用電力のピークを下げ、再エネの有効活用と電力系統の安定化に貢献する。年間50万円程度の電気料金削減が期待できるという。

 2021年2月に締結した「福島県浜通り地域における新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」に基づき実施する。また、福島県の補助事業である2021年度「地域復興実用化開発等促進事業」において「商業施設RE100実現のためのエネルギーマネジメント技術開発」として採択された。日産は、補助事業の終了後(2月28日まで)も継続して運用する予定。

 「道の駅なみえ」の燃料電池は、浪江町にある「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」から運搬された水素で稼働している。FH2Rは出力20MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を併設し、その太陽光由来の電力を使って、水を電気分解して水素を取り出した(関連記事:福島産「太陽光水素」が照らした東京五輪・パラ)。