耶馬溪(やばけい)トンネルホテル実行委員会(大分県中津市)は、開通直前の自動車専用道路に宿泊するイベント「耶馬溪トンネルホテル」を実施する。期間は2021年2月11日~13日で、会場は2月28日開通予定の地域高規格道路「中津日田道路」の耶馬溪道路区間だ。主催の耶馬溪トンネルホテル実行委員会は、全体統括のテンポラリ耶馬溪(中津市、代表:福田まや氏)をはじめとする地元有志が中心となり組織。イベントには大分県中津土木事務所が特別協力する。開通前の道路に宿泊するイベントは日本初だという。

耶馬溪トンネルホテルのイメージビジュアル(資料:耶馬溪トンネルホテル実行委員会)
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 「耶馬溪道路」は、耶馬溪山移IC~耶馬溪町大字大島間を結ぶ延長約5kmの自動車専用道路。大分県内の中津市と日田市を結ぶ延長約50kmの地域高規格道路「中津日田道路」の一区間だ。今回のイベントは、この耶馬溪道路に設置したキャンピングカーに宿泊するもの。トンネル内は、耶馬渓産の木材を使った巨大テーブルの設計をはじめ、建築家の佐野文彦氏が空間プロデュースを行う。また、大分県臼杵市のケータリングサービス「USAMI finefood and cuisine」が、地域食材を使った夕食と朝食を提供する。

耶馬溪道路の概要(資料:大分県)
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宿泊に使うキャンピングカー(資料:耶馬溪トンネルホテル実行委員会)
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 宿泊定員は1日当たり35人。参加料はキャンピングカー1台(定員4名)当たり2万5000円と、夕朝食代が1人1万円(小中学生は7000円)だ。参加申し込みは1月15日からイベントプラットフォーム「Peatix」上で行っているが、現在は大分県内在住者のみ申し込み可能となっている。県外在住者からの申し込みは、1月25日の県外の新型コロナウイルス感染状況を事務局で判断して案内する予定だという。

 耶馬溪トンネルホテル実行委員会では、今回のイベントを一過性の活動ではなく、継続的な耶馬渓の地域振興につなげたい考えだ。イベントで使用した仮設ホテルは解体・保管し、来年度以降、紅葉や蛍、田植え、稲刈りの時期に場所を移して宿泊できる期間限定の宿泊施設「仮設ホテル Yabakei Temporary Hotel」の開設を計画している。