「名城公園」北園にある複合施設「tonarino(トナリノ)」。ランニングステーションなどのスポーツ関連施設や飲食店などを集めた(写真提供:名古屋市)
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サウンディングから事業化までの流れ(資料:名古屋市)
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今回の調査対象から除外する公園(資料:名古屋市)
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 名古屋市は、市が管理する公園約1500カ所(一部を除く全公園)を対象として、サウンディング型市場調査を実施する。事業者の視点という新たな切り口で公園の可能性を探り、事業化する公園を抽出することが目的だ。

 名古屋市は公園への民間活力導入の先行事例として、2017年4月にスポーツ関連施設や飲食店を集めた「tonarino(トナリノ)」、2018年3月には名古屋名物を味わえる商業施設「金シャチ横丁」を名城公園(名古屋市北区)内にオープンしている。好評であることから市内の他の公園でも民間活力導入を検討することにした。2020年には久屋大通公園(同中区)内にも民間活力の導入による新たな施設を開業予定だ。

 名古屋市は、民間事業者と連携して施設の設置や運営に取り組み、より多くの人に公園を快適に利用してもらうことを目指す。提案のテーマは「公園施設の設置および管理運営」もしくは「公園施設の管理運営」のいずれか。前者は飲食店や売店などの施設の設置・管理運営について、後者は公園の既存施設の活用についてだ。

 事前説明会は1月31日に開催(説明会申し込み締め切りは1月30日)。質問は2月28日まで、参加および提案書提出は4月26日まで受けつける。3月18日から5月31日に提案者との個別対話で事業内容(対象となる公園名*や事業区域、収益や利用者層などの詳細を含む)、事業化に向けての市に対する要望、公園賑わい創出のイメージ、他企業との連携の有無などを聞く。結果の公表は6月下旬を予定。事業化が決まった場合は、2020年以降に事業者を公募する。

* 特定の公園名を挙げず、事業のイメージを提案することも可能。

 名古屋市の担当者は「多くの事業者に提案をしてもらいたい。名城公園、久屋大通公園などの事例に続いて、市内の公園の魅力向上につながる事業を期待している」と話す。