高知市は、中心市街地に位置し2022度中の工事着工を目指す市有地「新図書館西敷地」の利活用についてサウンディング調査を実施する。調査は2021年2月24日~3月1日の期間に、1事業者当たり1時間程度の個別対話形式(ウェブ会議システムによる対話も可能)で行う。参加申込書の受け付けは2月5日まで、テーマ資料の受け付けは2月22日まで。

 「新図書館西敷地」の面積は2564m2(実測値)。大学や高校、高知県庁などのほか、高知城や高知城歴史博物館、ひろめ市場といった観光名所に囲まれた場所に位置する。日曜市や「よさこい祭り」開催時には周囲の道路が交通規制の対象となる。

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新図書館西敷地の位置と周辺施設(資料:2点とも高知市)
新図書館西敷地の位置と周辺施設(資料:2点とも高知市)
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 市は、新図書館西敷地の利活用に関する基本方針を2020年3月に改訂し、(1)中心市街地の活性化に効果的な整備、(2)貸付による民間活力の活用、(3)公募型プロポーザルによる実施候補者の選定――の3つを掲げている。この基本方針に基づき、公募型プロポーザルの実施方針や事業者公募に関する募集要項などを作成するために、今回のサウンディング調査を行う。調査では、敷地に導入する機能(広場機能、観光客機能など)と事業内容、借地条件、土地利用イメージ、事業実施に当たっての課題などについて対話を行う。なお、借地条件として、市は事業用定期借地権によることを基本としているものの、一般定期借地権による貸付も検討している。

 今回のサウンディング調査の結果を参考に、市は2021年6月ごろに利活用事業の実施方針(案)を公表し、8月初旬頃に募集要領を公表。12月初旬頃に事業提案書の提出を締め切り、2022年1月頃に市民への公開プレゼンテーション、ヒアリング、審査を実施予定だ。2022度中の工事着工を条件として、2022年3月頃に基本協定を締結、7月をめどに実施事業者との定期借地権設定契約を締結する考えだ。

 なお、市は2017年7月に、新図書館西敷地利活用事業の公募型プロポーザルによる事業候補者選定を行っていたが、市民の事業への理解が深まっていないとして、再公募する方針を決めたという経緯がある。