大阪府箕面市は、2023年度に開業する北大阪急行南北線の箕面萱野駅について、駅前に整備するバス乗り場の上空と駅舎下(高架下)のスペースで行う事業に関する提案の募集を開始した。「北側交通広場の上空立体利用に関する提案」と「高架下の活用に関する提案」の2事業で、提案書など応募書類の提出日は3月26日だ。4月9日にプレゼンテーション審査を実施し、4月13日に事業候補者を決定・公表する予定だ。立体利用施設と高架下店舗は、2023年度の箕面萱野駅開業と同時にオープンする。

箕面萱野駅周辺の整備配置図(資料:箕面市)
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 大阪メトロ御堂筋線と相互乗り入れしている北大阪急行南北線は2023年度に延伸予定で、箕面萱野駅開業後、1日当たり2万8000人の乗降客が利用する見込みだ。同駅周辺は2003年のまちびらき以来、商業施設が集積し、市内外からの来訪者でにぎわっている。箕面市は、同駅前に整備する北側交通広場(バス乗り場)の上空を立体利用できるよう都市計画を決定。加えて高架下のスペースも店舗などに活用し、まちの魅力向上と駅前全体の活性化を実現したい考えだ。

 北側交通広場上空の立体利用については、事業者は、市と事業用定期借地契約を締結したうえで、1階の交通広場(バスロータリーと歩道)、広場と駅北改札口(2階)を結ぶ昇降施設を含む立体施設を整備する。敷地面積は約5000m2で、市に支払う賃借料として1m2当たり年額8051円超(工事期間中は同5042円超)の金額を提案する。施設は事業者の負担で整備・運営を行うが、昇降施設部分は市が整備と維持管理を委託する形を想定しており、仕様のほか施工費用やメンテナンス費用の上限などは募集要項に詳細が定められている。交通広場の部分は、市に無償で貸与する。

 高架下は、市から道路法に基づく占用許可を得て、店舗などを整備する。具体的な用途と業種は事業者が提案する。占用期間は最大5年以内とするが、更新が可能で、提案時には更新分も含めた全体期間の希望も併記する。敷地面積は約1000m2で、市に支払う占用料は1m2当たり年額3745円超とする。

 このほか、必須ではないが、地域の魅力を高めるために、市は定員80名程度の認可保育所の整備・運営も期待しており、審査時の加点要素にするとしている。整備場所は立体利用施設か高架下店舗、または同駅から300m程度の範囲内とする。これに加えて、施設規模に応じて、箕面市まちづくり推進条例で定める駐車場と駐輪場を整備する必要がある。

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