大津市内にあるシェアサイクルサービスkotobikeの貸し出し・返却用ポート(出所:ことことなびサイクルホームページ)
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MaaSアプリ「ことことなびサイクル」の操作画面。左からトップ画面、チケット購入、スポット情報、クーポン検索。iOS、Androidで利用できる(出所:大津市)
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 滋賀県大津市は2021年2月1日から3月末まで、MaaS(Mobility as a Service)アプリ「ことことなびサイクル」を使った乗り捨て型レンタサイクル(以下、シェアサイクル)の実証実験を実施している。ことことなびサイクルは、京都の自転車専門店であるきゅうべえが運営するシェアサイクルサービス「kotobike」の1日乗り放題デジタルチケット販売、大津市内の飲食店や観光施設で利用できるクーポンの発行、観光案内などの機能を持つ(「ことことなびサイクル」ホームページ)。

 ことことなびサイクルは、大津市が日本ユニシスなどと開発したMaaSアプリ「ことことなび」をベースに、シェアサイクル向けに新たに開発したスマートフォン用のMaaSアプリ。大津市では2020年の10~12月にかけて、日本ユニシス、京阪ホールディングス、京阪バスとともに、ことことなびを活用した大津市の市街地および比叡山周遊の実証実験を実施している(関連記事)。

 kotobikeの1日乗り放題チケットは通常1300円だが、ことことなびサイクルでは実験期間中、500円で販売する。利用者はことなびサイクルで購入したデジタルチケットを、きゅうべえのシェアサイクルサービス用スマホアプリに入力して使用する。大津市内には15カ所のシェアサイクル貸し出し・返却用ポートがあり、利用者は借りたポートに関係なく、最寄りのポートに自転車を返却できる。自転車は計30台あり、シェアサイクルサービス用スマホアプリを使って施錠・解錠する。

 実証実験の主催者は大津市、日本ユニシス、きゅうべえ。大津市は今回の実験を通じて、Withコロナ時代の「安心・安全」な市内観光を提案するとともに、公共交通を補完する「市民の日常の足」としてMaaSと連携するシェアサイクルの可能性を検証するとしている。