千葉県佐倉市は、市内に所有している歴史的建造物の「旧今井家住宅」と「旧平井家住宅」の活用に向けて、民間事業者との対話を通じて広く意見を求めるサウンディング型の市場調査を実施する。市は2棟の古民家を観光交流拠点施設などへの活用を検討しており、民間事業者から活用方針や市場性、実現性の有無、市への要望事項などについて意見を求める考えだ。参加申込は2月12日まで。

 古民家は佐倉市新町にある。いずれも主屋は明治中期に建てられたもので国の登録有形文化財に登録されている。これまで「歴史のまち」を標榜する佐倉を象徴する建物として保存されてきた。今後は市内を訪れた観光客を呼び込んで消費を促進するとともに、市民や近隣市民も気軽に訪れるような観光交流拠点施設として整備したい考えだ。行政による一般的な文化財保護の方法では制約もあり、費用負担も大きいことから、民間事業者との連携を検討する。

旧今井家住宅(左)、旧平井家住宅(右)(写真提供:佐倉市)

 調査では、両建物がある新町エリアの課題と解決策や、想定する事業内容や事業計画、収支計画のほか、周辺で実施されるイベントや周辺施設との連携可能性、歴史的建造物を活用した実績などについて意見交換する。施設整備や事業者公募において、市に期待・要望する事項も聞く。

 調査に参加できるのは、「企画・運営」または「設計・施工」のいずれか、あるいは両方の事業主体となる意向のある者だ。特に飲食、物販、宿泊施設など収益施設の運営事業主体となる意向のある者を対象としている。個人、団体、法人格の有無は問わない。参加を希望する場合は、2月12日までに所定のエントリーシートを電子メールで提出する。調査は2月14日から2月21日の期間に実施する。調査結果は、概要を3月中旬以降に市のホームページなどで公表する予定だ。