神戸市とMellow(東京都渋谷区)は、キッチンカー市場の醸成を目指す実証事業を開始した。三宮都心部など数カ所で、平日のランチタイムを中心に、キッチンカー出店イベントを開催する。現在、実証に参加するキッチンカーオーナーを募集しており、2月5日・6日に説明会を実施する。神戸市のウェブサイトで参加申し込みを受け付け中だ。イベントは3月初旬~下旬の約1カ月を予定する。

 神戸市は19年度から、若者がチャレンジしやすい業態として、キッチンカーの起業支援を実施している。しかし、事業を定着させるには、出店場所の確保が課題になっている。

 Mellowは空きスペースとキッチンカーのマッチングサービス「TLUNCH(トランチ)」を展開し、首都圏と関西エリアで約190か所のキッチンカー出店場所を運営している。同名のスマートフォンアプリでは、利用者側に各キッチンカーの出店場所や営業時間、メニューなどの情報を提供する。

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フードトラック事業者に提供する、出店場所の売上・食数データ画面とTLUNCHアプリの画面(資料:メロウ)

 実証はこのサービスの対象エリアを神戸市に拡大し、市も出店場所を提供。サービスが活用されるか、出店場所の増加につながるかを検証する。また、キッチンカーオーナー、出店場所オーナー、利用者それぞれの反応を調べ、市の起業支援の基礎データとする。

 この事業は、行政職員とスタートアップが協働で地域課題の解決を目指すプロジェクト「Urban Innovation JAPAN(アーバンイノベーションジャパン)」に採択された提案の1つだ。