ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」(出所:CuboRex)
ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」(出所:CuboRex)
[画像のクリックで拡大表示]
電動化した一輪車(E-Catコンプリートパッケージ)(出所:CuboRex)
電動化した一輪車(E-Catコンプリートパッケージ)(出所:CuboRex)
[画像のクリックで拡大表示]

 不整地産業向けハードウエアの開発を手掛けるベンチャー企業であるCuboRex(東京都葛飾区)は、埼玉県横瀬町と共同で、ねこ車電動化キット「E-Cat Kit」の実証実験を2月から開始する。農業および建設業の運搬労力の効率化に向けたモデルケースの構築を目指す。1月27日に発表した。

 E-Cat Kitは、農家や土木事業者が使用する手押し一輪車(ねこ車)の車輪を交換することで電動化できるキット。モーター内蔵ホイール、バッテリー、コントローラーなどから構成され、国内で一般的に流通しているほとんどの一輪車に取り付け可能。耐荷重(積載量)は100kg、本体重量は約5kg。走行速度は2~6km/hでアクセルレバーを用いて5段階に調整可能となっている。2020年10月から販売を開始している。

 同製品はこれまで和歌山県のみかん農家などを中心に500台以上の販売実績があり、傾斜地や段畑など移動条件の悪い場所での肥料や土、収穫物の運搬などに利用されている。今回、みかん農家以外の用途での使い勝手について実証する目的で、横瀬町が主宰する官民連携プラットフォーム「よこらぼ」に採択された。

 実証実験では、農業と建設業の従事者にE-Cat Kitを2台無償貸与し、電動化した一輪車の利用前後で時間の使い方や体力の使い方、日常の疲労感などの変化をヒアリングする。実証期間は2月から4月末の予定。

 よこらぼは、企業・団体・個人が実施したいアイデアやプロジェクトなどについて、横瀬町をフィールドに実際に社会実装を実験できる仕組み。横瀬町は「日本一チャレンジする町」「日本一チャレンジを応援する町」を掲げており、民間のアイデアや先進的なプロジェクトなどを積極的に町営運営に取り入れていくことを目的とする。