MIYASHITA PARKの南北街区のイメージ(資料:渋谷区、三井不動産)
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2020年2月5日時点の様子(写真:日経BP総研)
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公園プラン平面図(資料:渋谷区、三井不動産)
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MIYASHITA PARKの位置図(資料:渋谷区、三井不動産)
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 PPPによる「新宮下公園等整備事業」を進めている渋谷区と三井不動産は、街区の名称を「MIYASHITA PARK」と決定した。1月20日に発表した。

 渋谷区立宮下公園は、JR山手線渋谷―原宿間の線路と明治通りに挟まれた細長い敷地に整備された公園だ。1966年に東京初の屋上公園として整備されたが、老朽化などに伴い、立体都市公園制度(土地を有効利用するため、都市公園と他の施設を一体的に整備する仕組み)を活用して整備を行っている。

 事業者は、2015年2月に公募型プロポーザル方式により選ばれた三井不動産だ。事業用定期借地権を設定した上で、2018年4月に着工。2020年4月に竣工、同年6月にグランドオープン予定だ。

 MIYASHITA PARKには、延べ床面積約4万6000m2、全長約330mにおよぶ複合施設が整備される。2棟の低層商業棟、ホテル棟、駐車場からなる施設だ。商業棟は、南街区は1階から4階までで延べ床面積1万5922m2、北街区は1階から3階までで同1万649m2の規模だ。ホテル棟は4階から18階までで、客室数は240室となる。2つの商業棟の屋上が約1万m2の公園となる。以前の宮下公園は道路をはさんで南北に分かれていたが、今回、道路上空も含めて一体化する。公園部分は、南街区にはスケート場やボルダリングウォール、多目的運動施設を設置し、北街区には、様々なイベントも開催できる約1000m2の芝生広場を整備する。

 渋谷区は、30年間の事業用定期借地権を設定、三井不動産は総額235億2100万円(工事期間も含む34年10カ月間分)を渋谷区に支払う。整備する施設のうち、公園と駐車場などが渋谷区の施設となる。「公園は代物弁済として区の所有になり、専用使用権を取得。駐車場は代物弁済として区分所有権を取得する。総額235億2100万円の借地料のうち、代物弁済する施設の建設費用を前払い賃料とする」(渋谷区土木部)。

 開園後は、指定管理者制度を活用して運営管理を行う。区は2019年12月、三井不動産と西武造園で構成される宮下公園パートナーズを指定管理者に選定している。期間は5年間。緑地や設備の維持管理に加え、イベントの企画や誘致も含めたトータルマネジメントにより、新たな賑わいを創出し、これまでの以上に魅力的な公園としていく。渋谷区では、指定管理料として年間約1億3200万円を予算案としている。