patona吹田健都の外観(資料:パナソニック ホームズ)
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事業スキーム概念図(資料:パナソニック ホームズ)
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 大阪府吹田市の北大阪健康医療都市(健都)に、高齢者向け住宅のモデルケースとなる複合施設「patona(パトナ)吹田健都」が完成した。2020年2月3日から3~5階のサービス付き高齢者向け賃貸住宅などが本格稼働を開始した。6~7階の賃貸住宅は1月から既に入居を開始している。調剤薬局、児童発達支援施設、健康施設など一部は3月以降の開設となる。

 「patona吹田健都」は、約4000m2の市有地に50年の定期借地権を設定し、公募型プロポーザルで17年6月に選ばれたパナソニックホームズグループが施設を建設、運営する。施設は、鉄筋コンクリート造地上7階建てで、1~2階がクリニックや保育所などのテナント、3~5階がサービス付き高齢者向け賃貸住宅(52室)、6~7階が賃貸住宅(42戸)だ。

「patona吹田健都」は、健都の東部に位置する。整備方針に則り、定期巡回、訪問介護看護などの地域密着型サービス、病児・病後児保育や児童発達支援などの機能を有する。また、テナントとしてクリニックや調剤薬局、運動施設(女性専用フィットネス)が入居する。国立循環器病研究センターとの連携による軽度認知障害(MCI)早期発見に関する共同研究も予定している。

 土地は代表企業であるパナソニックホームズ(大阪府豊中市)が吹田市から50年間定期借地し、建物を保有。サービス付き高齢者向け賃貸住宅や地域密着事業をパナソニックエイジフリー(大阪府門真市)が、病児・病後児保育事業をアートチャイルドケア(東京都品川区)が担う。テナントフロアはライフイノベーション(大阪市淀川区)が一括借り上げし、事業者に転貸する。賃貸住宅の管理はパナソニックホームズ不動産(大阪府豊中市)。

 「健都(けんと、KENTO)」とは、吹田市と摂津市がJR岸辺駅北の吹田操車場跡地で進める「健康と医療のまちづくり」の総称。2018年12月に市立吹田市民病院、19年7月に国立循環器病研究センターが移転開業した。18年11月開業の駅前複合商業施設「VIERRA岸辺健都」には、ホテルや物販・飲食店のほか、フィットネスクラブ、デイサービス、クリニックモール、検診センター、調剤薬局、保育園が入居する。ほか、イノベーションパークや住宅地、公園の整備が行われている。