Uスマート推進協議会は2021年2月16日、2021年度の新規実証実験プロジェクトの公募を開始した。Uスマート推進協議会は、宇都宮市における「将来にわたって持続的に発展するスマートシティの実現」を目的に設立された産官学の組織。会長を早稲田大学の森本章倫教授、副会長を宇都宮市の鎌田秀一副市長、幹事を宇都宮ライトレールの高井徹代表取締役が務める。

Uスマート推進協議会のプロジェクト実施スキーム。宇都宮市からのUスマート推進協議会への交付金を活用してプロジェクトを支援する(資料:宇都宮市)
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 2021年度の新規プロジェクトは、「子育て」「教育」「健康」「福祉」「エネルギー」の5つのテーマについて、宇都宮市をフィールドとして実装可能性のある技術の実証実験を公募する。応募者は具体的な実証実験の内容、社会実装する場合の実施体制などを記述した提案書を、宇都宮市総合政策部政策審議室スマートシティ推進室のUスマート推進協議会事務局に電子メールで提出する。応募締切は2021年3月31日15時。ただし、3月17日までに事務局に「事前登録書」を提出しておく必要がある。書面による一次審査とプレゼンテーションによる二次審査を経て、2021年5月中旬に審査結果を応募者に通知する。

Uスマート推進協議会の構成団体(2020年7月8日現在、五十音順、資料:宇都宮市
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 採択された提案については、総事業費の2分の1または1000万円を上限とするUスマート推進協議会からの交付金で支援する(宇都宮市の2021年度予算の成立が前提)。提案が採択された応募者は、交付金による支援を受けながら、実証実験を企画・実施・検証する。必要に応じて、協議会事務局が宇都宮市と連携しながら地元との調整に協力する。

 実験の実施期間は、基本的に2022年3月上旬までの単年度となる。複数年度の取り組みを予定する場合も、まず2021年度に実施する実験内容の提案を求めており、2年目以降の実験については、交付金の配分などの協議・調整があるため、実施を確約するものではないとしている。

 Uスマート推進協議会ではこれまでに、「(宇都宮市の)中心市街地の混雑状況マップ」「(宇都宮市の)中心市街地の協力店舗(約20店舗)情報などをデジタルサイネージで提供」「大谷AI(人工知能)相乗り観光タクシー」などの実証実験を実施している。