北九州市は、市唯一の動物公園「到津(いとうづ)の森公園」に、メインゲートと併せて飲食や物販施設を公募設置管理制度(Park-PFI)により整備・運営する事業者を募集する。公募への参加登録は3月5日まで、公募設置等計画の受け付けは5月10日〜14日。5月末頃に事業者を選定し、2022年7月頃の供用開始を目指す。

到津の森公園の現況平面図。赤色の部分が事業対象区域(資料:北九州市)
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 到津の森公園(以下、公園)は、福岡県営中央公園内の有料区域。北九州市が民間事業者から運営を引き継いで2002年にリニューアルオープンした。約100種類の動物展示のほか、観覧車などの遊具があり、面積は10.6ha。来園者はリニューアル当初に年間約68万人を記録したが、その後は40万人弱でほぼ横ばいになっている。

 今回募集するPark-PFI事業の対象は、公園の南側エントランス。駐車場のある北側エントランスと比べて、南側は幹線道路に面していながら入場口やチケット売り場が奥まっているため、公園のエントランスとしての印象が薄くなっている。このため、市では民間事業者に賑わいの向上や集客につながる提案を求める。来園者に新たなサービスを提供することで、公園滞在時間の延長、新規来園者やリピーターの獲得を狙う。

 事業範囲は飲食・物販・駐車場などの収益施設(公募対象公園施設)の設計・整備・管理運営と、階段やエレベーター、広場を含むエントランス施設(特定公園施設)の設計・整備と一部の管理運営だ。特定公園施設と同じ扱いで敷地造成、擁壁などの整備も行う。事業期間は20年で、収益施設の設置管理許可期間は10年間(1回更新可能)。

 公募対象公園施設が設置可能な区域の面積は約2600m2で、建築物の面積は約700〜800m2。施設使用料の最低額は飲食・物販施設で1m2当たり月額200円、それ以外の施設は1m2当たり月額100円。特定公園施設の整備費用のうち、市が負担可能な上限額は1億8700万円(税込み)となっている。