モビリティ活用実験の概要(提供:飯田市)
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 長野県飯田市と中部電力と飯田市のバス会社、信南交通の3者は、市民バス路線の一部にEVバス(電動バス)を導入・運行し、活用可能性とエネルギーの地産地消などエネルギーマネジメントの実証実験を行う。

 実証実験は2020年内から開始、2022年3月頃まで実施する予定。市の中心市街地を走行する市民バス路線にEVバスを1台導入し、環境負荷低減効果や経済性、快適性を検証する。同時に、EVバスの運行予定を調整し、太陽光発電設備の発電時間帯に合わせて充電する。太陽光発電設備の発電量を活用し、エネルギーの地産地消を実現するとともに、電力系統での再生可能エネルギーの活用拡大を目指す。

 この実証実験で、飯田市は地域内での調整や信南交通と中部電力のサポート、信南交通はEVバスの運行と管理、中部電力は、この実証の全体統括と詳細検討、実行、およびEVバス車両の導入に関する調整などを担当する。

 同時に市民バスの利便性向上や需要喚起に向けた実証も検討を進める。具体的にはバスの位置情報を利用したバスロケーションシステムや運行状況を表示するデジタルサイネージ、ポイントサービスなどの導入・活用の実証をイメージしている。飯田市は、国の環境モデル都市に指定されており、これらの取り組みを通じて「環境モデル都市・飯田」にふさわしい新たなモビリティの活用について実証していく。

基本協定の締結式(提供:飯田市)
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 この実証実験は、2月14日に飯田市と中部電力が締結した「地域循環共生圏構築による持続可能な地域づくりに向けた包括連携協定」と、この協定に基づく取り組みとして同日、信南交通を加えた3者で締結した協定「地域循環共生圏構築による持続可能な地域づくりに向けた新たなモビリティの活用実証に係る基本協定」に基づいて実施される。