小田原市は、国登録有形文化財である清閑亭の利活用について、民間業者が応募しやすい公募条件等を整えるためにサウンディング型市場調査を実施する。2月15日~3月3日まで施設見学およびヒアリングを実施する。参加申し込みは3月1日まで。

清閑亭外観(資料:小田原市)
清閑亭外観(資料:小田原市)

 清閑亭は、明治時代に活躍した黒田長成(ながしげ)侯爵の別邸として1906年に建てられ、政財界人や文化人たちによって花開いた邸園文化を継承する歴史的建造物のひとつ。格式ばらない数寄屋風の造りで、平屋と二階家が連なっており、建物内には板絵襖や網代組天井など優れた意匠も見ることができる。

 旧小田原城三の丸外郭土塁の南向き傾斜地に位置し、晴れた日は母屋から真鶴半島や大島を望む相模湾や箱根山を一望できる。2005年に国の登録有形文化財となり、現在は小田原市の施設として、2010年より一般公開されており、同時に展示会やトークショーなど様々なイベントが行われている。

清閑亭の敷地(資料:小田原市)
清閑亭の敷地(資料:小田原市)

 市では今後、この清閑亭をさらに魅力ある施設とするため、民間事業者による「食」をテーマとした活用を検討しており、活用の可能性や応募しやすい条件等を整えるために、この調査を実施するという。

 ヒアリングは1時間程度で個別に行い、出席者は3名まで、小田原市役所本庁舎または対象施設内での実施を予定。ただし、新型コロナウイルスの流行状況によっては、オンラインでの調査の可能性もある。

 なお、具体的なヒアリング内容は利活用のイメージ、事改修工事の内容、想定される課題など、7項目。市から提供される資料として、清閑亭物件概要書がウェブサイトで公開されている。