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山間部の地域住民に仕事を供給、智頭町でテレワーク・プロジェクト

星野拓=チカラ【2018.2.27】

2月9日に開催されたプロジェクト発足式・協定調印式の様子
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旧・那岐小学校の教室を改修してプロジェクトの業務スペースとして活用
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 LASSIC(鳥取市)、freee(東京都品川区)、富士ゼロックスの3社は、鳥取県智頭町の地元人材によるテレワークを推進する。「智頭町テレワーク『スキマワーク』」プロジェクトの発足式・協定調印式を2月9日に開催した。農業や林業に携わっている人や主婦層をターゲットに、空いている時間を使って別の仕事をして収入を得てもらうことを「スキマワーク」名付けた。

 鳥取県智頭町は面積(2万2461ha)のうち93%が森林の山間部で、町民の主な収入源は林業や農業。冬になると雪で山に入れなかったり、日照時間が短くて作業量が減少したりして収入が限られてしまう課題があった。一方で、「クラウド会計ソフトfreee」のサービスを提供しているfreeeは、確定申告への対応などで繁忙期にあたる12月から3月は人手が足りない。そこで智頭町における仕事不足の解消とfreeeの人材確保のために、LASSICと富士ゼロックスが間に入り、今回のプロジェクトが発足した。山間部などでも実現しやすい、テレワークの業務形態を採用している。

 全国で地方創生企画を手掛ける富士ゼロックスが、今回のプロジェクトの基本コンセプト設計を担当。「~鳥取発~ITで、地方創生」を経営理念にIT事業などを手掛けるLASSICが、プロジェクトの人材採用や運用業務、体制構築などを担当する。

 智頭町は、地元のいざなぎ振興協議会(智頭町那岐地区の地域活性化を目指す民間団体)と協力して、今回のプロジェクトにおける業務スペースの確保や採用面などをサポートする。プロジェクト開始にあたり智頭町は、2012年に閉校した旧・那岐小学校を約400万円かけてオフィス仕様に改装した。

 プロジェクトが提供する仕事は、freeeのクラウド会計ソフトを使ったテレワーク。1時間単位で勤務可能なシフト制で、時給は750円。現在雇用している6人はワークシェアリングで1つの仕事に取り組んでいる。将来的にはフルタイムワークや、会計知識を習得できるキャリアアッププランなども準備する計画だ。

 プロジェクト開始に当たっての第一弾の人材募集では、応募枠6人に対し、9人の応募があった。18年12月末までに30人を雇用する予定であり、6月末までにはスキルアップや業務の安定化などでアウトプット量を倍にしたい考え。智頭町の担当者は「テレワークの導入によって、田舎であっても都市部並の収入が得られる環境を確保したい。プロジェクトの成功で自然に囲まれた場所で働けることを広め、他の土地からの移住者を増やすことができれば」と展望を語った。

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