兵庫県篠山市は、西日本旅客鉄道、タクシー配車システムの開発などを手がける電脳交通(徳島市)、日本交通と共同で観光客向けにタクシー乗り放題サービスの実証実験を行う。期間は3月9日から3月17日まで。鉄道の駅や観光地を結ぶ2次交通サービスについて検討するためだ。車がなければ周遊しづらかった観光地に対して、鉄道とタクシーを使用した新たな周遊と移動の手段を提供することで、地域の周遊観光の発展を目指す。

タクシー乗り放題サービスのイメージ(資料:西日本旅客鉄道、電脳交通、日本交通)
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 今回のタクシー乗り放題サービスは、JR篠山口駅と篠山市街を中心とする観光スポットのうち、19カ所の観光地、宿泊施設、レストラン、特産品店舗などが乗り場・降り場として指定されている。指定スポット同士であれば、その間を1日、定額で何度でも配車・乗車ができるという内容だ。料金は5000円(税込)で、利用時間は10時から19時まで。1日5組限定とする。

 タクシー乗り放題サービスを利用するには、まず専用のウェブサイトで予約し、その後、篠山口駅にある丹波篠山観光ステーションでパスポートを買う。パスポートは1枚5000円。パスポートに記載されているQRコードからウェブサイトにアクセスし、タクシーを手配。ウェブサイト上の入力フォームで乗車予定時間、乗車地、降車地を選択して送信し、タクシーが到着したら、パスポートを提示して乗車する。その日の10時から19時の利用時間内であれば、何度でもタクシーに乗り降りできる(配車は18時30分まで)。ただし、観光周遊を目的としているため、前回の手配時間から30分間は次の手配ができない仕組みになっている。ウェブサイトからの手配が困難な場合は、電話でも手配が可能だ。利用者には後日、ウェブか電話でアンケートを実施する。