王仁公園の概要(出所:枚方市)
王仁公園の概要(出所:枚方市)
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王仁公園の屋外プール。9コースの50m競泳プール、一周120mの流水プールなど4つのプールがある(出所:枚方市)
王仁公園の屋外プール。9コースの50m競泳プール、一周120mの流水プールなど4つのプールがある(出所:枚方市)
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 大阪府枚方市は、「王仁公園 再整備と管理・運営の基本方針(素案)」について、市民からの意見を募集している。パブリックコメントの募集期間は2022年3月20日まで。

  王仁公園は、枚方市の東部に位置する面積9.3haの都市公園。1971年に「みどりの中でスポーツを楽しむ公園」として開設され、園内には屋外プール、テニスコート、ナイター付き運動広場などの有料スポーツ施設のほか、芝生広場、ビオトープ、児童コーナーなどがある。

 開設から約50年が経過した同公園は施設の老巧化が進んでおり、枚方市は多様化する市民ニーズに応えて公園の機能を拡充するとともに、維持管理の質を高める必要があるとしている。基本方針(素案)はそのために、公民連携の仕組みを活用して民間事業者のノウハウやアイデアを積極的に取り入れる方針を掲げており、具体的な手法としてPark-PFI(公募設置管理許可制度)を活用した新たな公園施設の誘致などを挙げている。

 基本方針(素案)では王仁公園に求められる機能として、2021年10~11月に実施した市民アンケート結果を踏まえて、「スポーツ」「子育て」「憩い」「健康づくり」を設定。公園の将来像を「健康づくり・スポーツ・子育て機能が充実し、誰もが身近に自然とふれあい憩える公園」と定めている。この将来像を実現するために、「市民が健康づくりに取り組める公園(ウォーキングコースの整備など)」「市民がスポーツを楽しめる公園(新たなスポーツ施設の誘致、既存施設の機能向上など)」「市民の子育てを支援する公園(防犯カメラの導入など公園の防犯性向上、子供向けの運動や教育プログラム実施など)」「市民の憩いの場となる自然豊かな公園(樹林地を憩いの場となる疎林へ再整備、ビオトーブなどを活用した環境学習プログラム実施など)」「多世代・多様な人々が安心して憩える公園(園路などの公園内動線や情報提供のバリアフリー化推進など)」という5つの取り組み方針を提示している。

 これらの取り組みは、新型コロナの感染状況を見ながら、withコロナの第1段階(スモールスタート)とpostコロナの第2段階(ステップアップ)に分けて実施する。第1段階では、現在は有料施設だけの指定管理者制度を公園全域に拡大、さらに一部区域にPark-PFIなどを活用して民間活力を積極的に導入。屋外プールをはじめとする既存施設を最大限活用するとともに、新たな公園施設の誘致を随時実施しながら公園の魅力を高めていく。続く第2段階では、社会経済や公園を取り巻く状況を確認しながら、第1段階の成果に基づいて新たな公園施設の導入や既存施設の機能向上を再度検討し、実現していくとしている。