埼玉県横瀬町が運営する官民連携の実証実験フィールド「よこらぼ」は2021年2月17日、KYCコンサルティング(東京都千代田区)のコンプライアンスチェックサービス「Risk Analyze」を採用した。Risk Analyzeは、ニュース記事、SNSなど700カ所以上の公開情報から機械学習や専門家の検証を経て収集したデータを蓄積するリスクデータベースを使って、反社組織との関係や犯罪歴が疑われる対象者の属性をチェックするサービス。

Risk Analyzeによるリスク分析の概要(出所:KYCコンサルティング

 対象者の氏名と生年月日を操作画面に入力するか、複数の対象者の氏名と生年月日を登録したCSVファイルをアップロードするだけで調査が完了する。多くの時間と労力が必要なKYC(顧客確認)作業を効率化することができるという。

 よこらぼは、地域課題を解決するサービスを開発したい民間事業者に社会実装の実証実験の場を提供する(よこらぼホームページ)。横瀬町は、プロジェクトの受け入れによる町の活性化、古民家などの遊休資産の活用を目的によこらぼを運営しており、参加プロジェクトに対しては、特区申請や補助金申請などの法的サポート、町民への協力依頼、現地オフィスや説明会会場の提供などのサポートを行う。過去4年間に全国から155件の応募があり、その中から90件が採択されている(採択プロジェクト一覧)。

 自治体としてのRisk Analyze採用は、横瀬町が初となる。横瀬町では、まず、よこらぼの採択プロジェクトとして、よこらぼに応募してきたプロジェクトの健全性をチェックするためにRisk Analyzeを利用し、その有効性を検証する。