施設外観(写真:南城市)
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主なトライアル・サウンディング対象スペース(写真:南城市)
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 沖縄県南城市は、南城市庁舎等複合施設を対象に、トライアル・サウンディングを実施中だ。トライアル・サウンディングとは、行政機関が保有する公共施設などの暫定利用を希望する民間事業者を募集し、一定期間、実際に使用してもらう制度のこと。市は実施事業者に報告書を提出させるなどして、事業集客力、信用、施設との相性などを確認する。

 南城市では2月18日から民間事業者の募集を開始。実施期間は12月28日まで。応募できるのは、提案内容を実行できる民間企業、NPO法人などの法人、および個人事業主、任意団体。応募に先立ち、事前相談や現地調査も受け付けている。

  今回、トライアル・サウンディングの対象となっている南城市庁舎等複合施設は、2018年5月に移転・開庁した市の新庁舎だ。市役所各課と市議会のほか、保健センター、市社会福祉協議会、JAおきなわの支店とレストランも設置されている複合施設で、年間の来庁者は約8万人(2018年度実績)。地上4階建て、延べ床面積1万5946m2の規模で、土地面積は2万2797m2だ。

  施設内には、1階のピロティとピロティ前芝生広場、2階ピロティ、3階エレベーター前共有スペースなど利用頻度が低いスペースが複数ある。このほかの場所も含めて、暫定利用を希望する民間事業者を募集している(執務室、会議室などは対象外)。提案内容は、対象施設に関するもので、施設利用者の利便性やサービス、満足度の向上に資するものとする。

 トライアル・サウンディングの流れは以下の通り。市は所定の提案書類の提出を受けた後、提案内容を事務局で審査し、趣旨に合致する場合は実施事業として認定し、使用許可を出す。民間事業者は許可内容に応じた暫定利用を実施し、利用中または終了後に、市と利活用方法に関する意見交換を行う。暫定利用終了後は、来場者数などを記載した使用実績報告を市に提出する。