岡山県玉野市は2月14日、玉野競輪場再編整備(第1期)の公募型プロポーザルで、チャリ・ロト(東京都品川区)を代表とする企業グループを選定した。構成員は同社のほか、東畑建築事務所大阪事務所、大本組東京支店、ミズケイ。応募はこの1グループのみだった。

完成イメージ(資料:チャリ・ロト)
[画像のクリックで拡大表示]

 事業は、玉野競輪場のメインスタンドを含む施設の一部を建て替え、これによって生じる空地に事業者が収益施設を建設して独立採算事業を営むもの。競輪場の運営も事業者が担うDBO(公設民営)方式だ。

 チャリ・ロトグループは、選手の宿舎を兼ねたホテルの併設を提案。ホテル客室には瀬戸内海を望むテラスを設け、競技開催時には客室から観戦できるようにする。メインスタンドには競輪場来場者だけでなく、宿泊客や近隣住民も利用できるレストランを設ける。

 また、競輪場施設をコンパクトにまとめ、キャッシュレス端末の導入などで運営をスリム化する。盆踊り大会や花火大会の開催、パラ競技・トライアスロン大会や学生の合宿にも利用できるスポーツ拠点とし、観光振興と地域活性化に寄与するという提案だ。開業予定は2022年3月。

 事業期間は今後締結する基本契約から10年以上20年以下で事業者が提案する。収益施設への用地貸し付けは最長50年。なお、2期事業も公募を予定するが、1期の事業者が改めて応募することも可能だ。
 
 第1期整備の対価は上限20億円(税込み)。競輪場の運営者は玉野市に対して毎年度3億円以上の収益を保証し、不足した場合は補填する。3億円以上の収益が上がった場合は、上回った部分の30%以内の金額を運営委託料に上乗せする。