長野県小諸市は、小諸市とその近郊にある小諸駅前広場や懐古園、こもテラスなどの公共交通・公共空間におけるICT導入に向け、「まちなかポップアップ&ゴーDX社会実験」を行う。これらの公共空間に屋外デジタルサイネージを設置し、情報コンテンツを発信することで、市民や来訪者の公共交通の利用を促進し、外出機会を創出することが目的だ。

 社会実験によるサービス提供のイメージ(資料:小諸市)
社会実験によるサービス提供のイメージ(資料:小諸市)
[画像のクリックで拡大表示]

 実施期間は、2022年4月16日~11月末。2022年3月中にテストリリースを行い、4月、5月を第1期として実施。サービスを改善した後、2022年8月から第2期を実施する。実験の内容は、(1)屋外デジタルサイネージでの情報提供、(2)デジタルサイネージと連携したポータルサイトの開設、(3)ポータルサイト上での電子切符の発券、(4)ICTを活用した人流解析とアンケートによる効果検証――の4項目。

 市民や来訪者は、駅や広場などに設置したデジタルサイネージに表示されるQRコードをスマートフォンで読み取り、ポータルサイトにアクセスする。サイト内には小諸駅を起点とする観光系・生活系の情報コンテンツを掲載し、MaaSサイトと相互リンクさせる。Maasサイトでは、地図情報の確認と経路検索を通じて、しなの鉄道、市内巡回のEVバス、スマートカート「egg」の電子チケットを発券し、利用者が回遊する仕組みだ。スマートカート「egg」は、小諸市の官民共創による「まちたねプロジェクト連絡会議」が試験運行するEV三輪カートだ。2021年11月に試験運行を終了したが、今回の社会実験に合わせて再開する。

効果検証の内容(資料:小諸市)
効果検証の内容(資料:小諸市)
[画像のクリックで拡大表示]

 実証実験は、小諸市がUR都市機構、まちづくり小諸、カクイチ、ニューラルポケット、こもろ観光局の5者と2022年2月3日に締結した基本協定に基づいて実施する。実験の効果検証は、MaaSサイトの利用状況やメッセージ機能によるアンケートを集計して行う予定。また、MaaSサイト利用と来店履歴のひもづけなどを行い、利用履歴の確認も行う。