東京都は、新たに取りまとめた「プロジェクションマッピングに係る屋外広告物規制の取扱基準(案)」の内容を検証するための実証実験を行うため、実施希望者を募集する。

 プロジェクションマッピングの場合、一定の条件を満たせば、従来の屋外広告物条例で定める規格(高さ、面積など)を超えて表示できるようにしようというものだ。

 実証実験は、新たな取扱基準(案)に沿ってプロジェクションマッピングを実施するもので、景観や周辺地域、交通安全への影響などを検証する。実験の対象は、3月15日から8月31日の期間に、公益イベントなどで短期間(14日程度以内)実施するプロジェクションマッピングで、原則として表示内容に企業広告を含むものとする。

 実施を希望する場合は、所定の実施希望書と計画概要書に必要な事項を記入し、東京都の受付窓口に持参する。受付期間は3月1日から6月28日まで。都は、提出があった案件に対して、地元の区町村の意見を聞いたうえで実験への参加者を選定する。

 新たな取扱基準(案)のポイントは以下の通りだ。

  • 公益イベントなどでプロジェクションマッピングを実施する際に、届け出をすれば、企業広告の表示も可能とする。ただし、企業広告の割合は、面積×時間で概ね1/3以下とする。
  • 公益イベントなどで短期間(14日程度以内)のプロジェクションマッピングを実施する場合は、通常の屋外広告物の規格(商業地域の壁面広告なら高さ52m以下・面積100m2以下など)を越えて表示することができる。
  • まちの活性化などを目的にプロジェクションマッピングの活用が望ましい地区など、地元区市町の意見を聴いて知事が指定する地区では、地域ルールに基づき、通常の屋外広告物の規格を超えて表示することができる。

 実験の参加者に選定された場合は、都から書面で通知がある。参加者は、必要な許可申請手続きを経てプロジェクションマッピングを実施した後、2週間以内を目途に検証結果を都に報告する必要がある。検証項目は、街並みや景観への影響、来街者や周辺環境への影響、交通安全への影響の3点だ。プロジェクションマッピングの投影状況の撮影やアンケートなどによって検証する。