鳥取県と鳥取市は、鳥取砂丘キャンプ場(仮称)運営事業に関する公募型プロポーザルを実施する。企画提案参加申込書の受付は3月18日午後5時まで。また企画提案書等の受付は3月22日から4月12日まで。
同事業は、鳥取砂丘西側エリアで市の所有する「サイクリングターミナル砂丘の家」「柳茶屋キャンプ場」と県が所有する「鳥取砂丘こどもの国」のキャンプ場部分の3施設を一体的に活用して、キャンプやグランピングを中心とした民間サービスを提供する事業者を募集するというもの。同運営事業は県と市が21年12月に提携した連携協約に基づいて実施される(関連記事)。
対象施設の土地および建物は、事業期間中、事業者に無償で貸し付ける。対象施設内における備品などはすべて譲渡する。サービスの提供による料金収入など事業収益はすべて事業者の収入とするが、利益の中から市と県への納付金について提案を求める。事業期間は10年間(最大10年間の更新が可能)。今後の主なスケジュールは、4月下旬に優先交渉事業者の決定、9月1日に対象施設の引き渡し、そして2023年4月に新施設の開業を予定している。
県と市では、以下の2点に配慮したキャンプやグランピングを含むサービスを提供する提案を期待している。
- 低廉な料金での利用も可能とするなど、多様な利用者、幅広い年齢層を想定
- 国立公園内の施設としてふさわしく、鳥取砂丘の滞在環境の上質化に寄与