沖縄県名護市は2022年2月28日、「21世紀の森公園」の周辺エリアで2021年11月から12月にかけて実施したトライアル・サウンディングについて、利用者などを対象にしたアンケートの結果を発表した。
21世紀の森公園は名護湾に面し、人工ビーチ、野球場、イベントドーム、多目的広場(サッカー・ラグビー場)などの施設を持つ総合公園。名護市は同公園周辺エリアの施設について、官民が連携して運営する公募設置管理制度(Park-PFI)の導入に向けた条件の検討を進めている。その一環として、施設の暫定的な利用を希望する民間事業者を募集し、集客性や採算性を実際に確認してもらう目的で、トライアル・サウンディングを実施していた(関連記事)。
今回のトライアル・サウンディングで実施したイベントは以下の通り(カッコ内は事業者名)。
-
砂浜や芝生エリアでのファミリーやカップルのフォト撮影
(古宇利島ビーチサイド) - 芝生エリアでのコンディショニングレッスン(SWITCH Labo.)
- マリンジェットや電動キックボードなどの体験(レンタルショップRimo)
- バナナボートなどのマリンレジャー・マリンアクティビティー(ザ・ガード)
- 修学旅行生向けマリンアクティビティー(シーサー)
市は、トライアル・サウンディングの実施と併せ、イベント利用者、市民、実施事業者へのアンケートや、名護市商工会などのステークホルダーにヒアリングを行った。イベント利用者へのアンケート(回収数223)で最も満足度が高かったイベントは、マリンレジャー・マリンアクティビティーで「満足している」が72.7%。他を大きく引き離した満足度だった。また、イベント利用を目的に来園した人は少なく、「知らずに来援した」という人が86.8%に上った。