三重県桑名市は、「Withコロナ」「Afterコロナ」における公共施設の役割や活用方法を改めて検討するため、公共施設の活用方法や空きスペースの有効活用策について提案を求めるサウンディング型市場調査を実施する。市の持つ財産を最大限に活用する方法や市場性の把握、歳入確保策などについて広く意見を聞く。

 その第一弾として、(1)桑名市役所本庁舎内の一部の空きスペース、(2)桑名市消防本部内の一部の空きスペース、(3)旧長島北部幼稚園の施設全体――の3カ所を対象に調査を実施する。提案書の受け付けは3月22日まで。

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調査対象の桑名市役所本庁舎(左)と旧長島北部幼稚園(右)(写真:桑名市)

 (1)は、すでに案内地図板や番号案内といった広告事業などで利用しているが、それを拡充し、利用者の利便性も向上させる。(2)は、会議室をはじめとするスペースを効果的に活用するのが狙い。(3)は、既に閉園している施設で、市街化調整区域にあるため市は利用価値が低いと考えているが、民間事業者の自由な発想やノウハウにより跡地や既存施設・設備の有効活用が可能か、意見を求めたい意向だ。

 調査では対象施設について、市場性の有無、事業者の参加意向と資産活用アイデア、歳入確保策、地域活性化や地域貢献活動についての可能性を示したうえで、事業方式、法的手続き、所有形態、管理・運営方法などを含めた提案を募集している。事業期間は概ね3~10年程度を想定し、活用期間中の管理運営費などの経費は原則として民間事業者の負担とする。なお、施設ごとの提案を基本とするが、包括的な活用方法や施設を分割した一部の活用アイデアもあれば併せて聞かせてほしいと、市は呼びかけている。

 桑名市は今後も、対象施設を変更しながら同様の調査を行っていく予定だ。