愛知県岡崎市は、3月22日に開通する桜城橋(さくらのしろばし)の橋上広場・橋詰広場のPark-PFI事業予定者に、三菱地所を代表企業とする企業グループを選定した。構成企業は三河家守舎(岡崎市)、サンモク工業(同)、オープン・エー(東京都中央区)。次点はスターツファシリティーサービスを代表企業とする「Team 乙川・桜城橋まちづくり」だった。

三菱地所グループの提案による全景のイメージ(資料:岡崎市)
[画像のクリックで拡大表示]

 この事業は岡崎市が進める「QURUWA(くるわ)プロジェクト」の1つ。「QURUWA」とは、名鉄東岡崎駅、乙川河川緑地、桜城橋、中央緑道、籠田公園、図書館交流プラザ「りぶら」、岡崎公園を結ぶ同市中心部の回遊動線を指す。岡崎城跡の「総曲輪(そうぐるわ)」の一部と重なるのに加え、動線が「Q」の字に見えることから命名された。

 乙川に架かる桜城橋は、東岡崎駅と中央緑道を結ぶ公園人道橋、「街なかへのお迎え空間」に位置付けられている。事業はその橋上と橋詰の公園用地に、休憩所や飲食店を整備し運営するもの。併せて、園路やトイレなどの特定公園施設を整備し、市に引き渡したのち指定管理者として管理運営を行う。

事業の対象区域(資料:岡崎市)
[画像のクリックで拡大表示]

 三菱地所グループの提案は、公募対象公園施設として橋上広場と橋詰広場にそれぞれ飲食店を、加えて橋詰広場にシェアキッチンと売店を設けるもの。特定公園施設として、屋根付きの休憩所やモバイルファニチャー、広場・園路を計画する。ほか、利便増進施設として駐輪場・看板・広告などを予定する。

 2020年1月改定の公募設置等指針によれば、事業期間は最長20年。公募対象公園施設の使用料は1m2あたり年額1830円以上。特定公園施設について市が負担する整備費用は橋上・橋詰合計で上限8500万円(税込み)、指定管理料上限は年額364万円(税込み、修繕費・光熱水費込み)。21年4月の供用開始を目指す。