NECは、新型コロナウイルスに関する問い合わせに対応したAI(人工知能)チャットボット「NEC自動応答」を、希望する自治体に2020年4月末まで無償提供すると発表した。同社独自の「テキスト含意認識技術」を用いて、スマートフォンやパソコンを用いた住民からの問い合わせに対して、蓄積したQ&Aデータベースに基づいて自動応答するシステムだ。

NEC自動応答による問い合わせ対応の流れ(出所:NEC)
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NEC自動応答の仕組み。チャットなどテキストの問い合わせに加えて、音声認識ソフトと組み合わせれば音声にも対応できる(出所:NEC)
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 テキスト含意認識技術とは、2つの自然文が同じ意味を含むかどうかを高精度・高速に判定する技術のこと。NEC自動応答では、問い合わせの自然文テキストとあらかじめ用意したQ&Aデータベースの質問テキストを比較して、同じ意味と判断した質問テキストに対応する適切な回答を導き出す。新型コロナウイルスのQ&AデータベースはNECがすでに整備しており、自治体は個別対応となる質問と回答をQ&Aデータベースに追加できる。

テキスト含意認識技術の概要(出所:NEC)
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 NEC自動応答はクラウドまたはオンプレミスで稼働するが、今回の新型コロナウイルスに応答するNEC自動応答はクラウドで稼働する。NECによると、NEC自動応答はすでに多くの自治体で導入実績があるため、新型コロナウイルス対応のサービスも数週間から1カ月以内で導入可能としている。