鹿児島県の県立都市公園「谷山緑地」で、2021年度から指定管理を担う鹿児島県造園事業協同組合・エフエム鹿児島共同事業体は、公園内に住宅展示を兼ねた公園施設を整備する住宅会社(限定10社)を募集する。鹿児島県内に本社を置いていることが条件だ。3月16日に現地説明会を開催、参加申し込みは3月12日まで。参加社決定後、4月に契約、6~9月に施設建設、10月1日開業を目指す。出展期間は2025年度までを予定する(延長の可能性あり)。

 谷山緑地は木材・工業団地と県道郡元鹿児島線(通称:産業道路)と、背後の住宅地を遮断するための緩衝緑地として、1971年に開設された。幅約50m、全長約4kmと細長いのが特徴だ。

谷山緑地の概要(鹿児島県が2019年に実施したサウンディング調査資料より)
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対象地である13街区の施設配置予定位置(資料:鹿児島県造園事業協同組合)
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 今回の事業者募集の対象地は、谷山緑地を14ブロックに区画するうちの南寄り13街区で、売店やカフェ、シェアオフィスやカルチャー教室、ボルダリングなどの機能を備えた住宅規模の施設を10棟建設する。一部に鹿児島県産材を使用し、公園の緑との調和を図ることが条件だ。事業で得た収益は、谷山緑地の他のブロックの整備に還元していく計画だ。

 鹿児島県造園事業協同組合は2020年度までの5年間、谷山緑地の指定管理者に指定されている。21年度以降については、県の指定管理者公募の条件に初めて収益事業が盛り込まれたことなどから、エフエム鹿児島との共同事業体として、今回の公園施設建設を含む「グリントプロジェクト」を提案、21年度以降の指定管理者に選ばれた。「グリントプロジェクト」とはグリーン(緑)に「+○」する計画を指すという。鹿児島大学工学部建築学科建築設計・建築理論研究室をアドバイザーに迎えた、産学官連携のプロジェクトだ。

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