宮城県民間資金等活用事業委員会は3月12日、宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)の運営事業者について、最優秀提案者の答申を行った。答申では、メタウォーターグループ(代表企業:メタウォーター)を優秀提案者に、次点優秀提案者にみやぎアクアイノベーション(代表企業:前田建設工業)を選定した。応募は3団体だった(うち1団体は失格)。宮城県は委員会による答申を踏まえ、6月の県議会定例会に運営権を設定する議案を提出。優先交渉権者および次点交渉権者を決定していく予定だ。

タウォーターグループが提案する運転管理・保守点検体制(資料提供:宮城県)
タウォーターグループが提案する運転管理・保守点検体制(資料提供:宮城県)
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 宮城県上工下水一体官民連携運営事業(みやぎ型管理運営方式)とは、上水道、下水道と工業用水(3事業)について、合計9の運営権を設定し、20年間にわたり同一の民間事業者が担うというもの(関連記事)。優先交渉権者に選定されたメタウォーターグループの構成は、代表企業がメタウォーターグループ、コンソーシアム構成員がヴェオリア・ジェネッツ、オリックス、日立製作所、日水コン、メタウォーターサービス、東急建設、復建技術コンサルタント、産電工業、橋本店の9社。同グループの提案では、経営・技術企画・改築を主に担う運営権者(SPC)に加えて、維持管理業務を担う新地域水事業会社(新OM会社、OM=維持・管理)を県内に設立する計画だ。新OM会社は、地域人材を直接雇用して育成、コンセッション事業期間の20年を超えて存続していく想定となっている。

 メタウォーターグループの運営権者提案額は1304億7899万9999円。事業実施に関する10項目(1.全体事業方針、2.事業実施体制、3.収支計画・資金調達方法、4.水質管理、5.運転管理・保守点検、6.改築・修繕等、7.セルフモニタリング、8.危機管理、9.事業継続措置、10.地域貢献)を次点グループと比べると、「7.セルフモニタリング」を除く9項目でメタウォーターグループの点数が上回った。