大阪市は、AIオンデマンドバスの社会実験を生野区及び平野区で3月30日から始める。昨年8月に「AIオンデマンド交通の社会実験に関する民間事業提案」を募集しており、応募があったOsaka Metro Group(大阪市高速電気軌道、大阪シティバス)が実験を行う。

運行車体は「OMブライトブルー」を基調としたデザイン(資料:大阪メトロ)
運行車体は「OMブライトブルー」を基調としたデザイン(資料:大阪メトロ)
300mメッシュごとになるよう乗降場所を新たに設置。定時運行や定まった運行ルートではなく、乗客が指定した日時や乗降場所間を運行する(資料:大阪メトロ)
300mメッシュごとになるよう乗降場所を新たに設置。定時運行や定まった運行ルートではなく、乗客が指定した日時や乗降場所間を運行する(資料:大阪メトロ)
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 オンデマンド交通とは、従来の定時定路線型ではなく、利用者の予約に対して、AIにより最適な運行ルートを設定し配車をリアルタイムで行う乗合輸送サービスのこと。人口減少や高齢化が進む地域において、将来にわたって持続可能な公共交通手段となり、利用サービスの向上に寄与するものとして注目されている。

 Osaka Metro Groupによる社会実験は、生野区西部地域、平野区加美地域を中心とする地域、平野区長吉地域東部を中心とする地域の3地域で行われる。300メートルメッシュ毎になるようにオンデマンドバスの乗降場所を新たに設置し、利用者が指定した日時や乗降場所間で運行する。運行時間は6時から23時まで。運行地域の人を対象として、予約方法などに関する利用者説明会を3月10日以降に順次実施する。

 利用したい人は、スマートフォン用アプリか電話で、乗車したい日時と乗降場所を指定することで配車予約ができる。アプリの場合は現金かクレジットカード、電話予約なら現金で運賃を払う。利用料金は大人210円、小児110円。実験期間は2021年3月30日から9月30日までの予定だ。

 なお、運行車体は、Osaka Metroのコーポレートカラーである「OMブライトブルー」を基調に、新しい路線バスデザインのカラーとの共通性をもたせつつ、遠くからでも認識できるように独創的なデザインとなっている。