公園改修の具体的イメージ(資料:多摩市)
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改修の検討範囲(資料:多摩市)
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改修スケジュール(市が直営で改修工事を行った場合)(資料:多摩市)
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 多摩市は「多摩中央公園改修基本方針(案)」についてのパブリックコメントを実施中だ。募集期間は2019年3月29日(金)17時まで。郵送の場合は期限内必着となる。

 多摩中央公園は1987年の開園から30年以上が経過して、施設の老巧化が進んでいる。基本方針では各種施設や植栽の老巧化対策を実施するとともに「パルテノン多摩」「グリーンライブセンター」「図書館本館」といった公園周辺の文化施設との連携で多摩センター地区の魅力を高めることを狙う。2019年度中に公園本体の基本設計をまとめ、21年度に着工。2024年度の開園を目指す。

 多摩中央公園の面積は11.29haで、芝生広場、大池、カフェテラス、トイレ、駐車場、ジョギングコースなどの施設がある。基本方針では、このうち10.356haが改修範囲となる。具体的には、ベンチ、トイレなど老巧化施設の改修・更新、災害発生時の広域避難地としての防災性能を高める芝生広場の一部平坦化、防災設備や施設の設置、市民の多目的利用を可能とするWi-Fi、電源、水道設備の設置、外周園路をジョギングに利用しやすくする舗装やサインの設置、周辺文化施設との導線整備などを計画する。

 多摩市では、多摩中央公園と周辺施設のとの連携によって、創造的な大学キャンパスのような場所(クリエイティブ・キャンパス)をつくり上げていく構想を持っている。2021年度には、専門家などによるCMA(キャンパスマネジメント協議会)を設置し、公園を中心としたまちづくりを進めていく予定だ。また、公園の運営管理については、市民が参加する「参加型公園管理運営」を目指す。

 改修にあたっては、民間の資金やノウハウを公園整備に活用するPPP・PFI手法の導入可能性を検討する。多摩市はPPP・PFI手法の導入パターンを「公園全体への導入」「部分導入」などに整理したうえで2018年、37の民間事業者を対象に参入意欲を確認するアンケート調査を実施、回答のあった24事業者のうち12事業者から「積極的に参加したい」「参加したい」という回答を得ている。独立採算の可能性については、16事業者が「条件により可能である」としており、新たな収益施設として9事業者が「飲食系の施設の設置・運営」、5事業者が「スポーツ系の施設・運営」を挙げている。24事業者のうち8事業者に対して参入可能性をさらに確認したところ、公園全体の改修・運営管理にはリース事業者1者、造園事業者3者の計4事業者、部分的な導入には飲食事業者1者、その他2事業者の参加可能性が確認できたとしている。