静岡市は、同市清水区蒲原で整備を検討している新たな道の駅予定地を、民間事業者や市民が事業を試行できる「トライアルパーク」として2022年春にオープンさせる。予定地は、国道1号沿線に位置する旧県立庵原高等学校のグラウンド跡地。比較的小さな投資によるトライアル・サウンディング(試験事業)によって同地の集客のポテンシャルを示し、新しい道の駅の在り方を模索する場として活用する。

トライアルパークのイメージパース(資料:静岡市)
トライアルパークのイメージパース(資料:静岡市)
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プロジェクト予定地(資料:静岡市)
プロジェクト予定地(資料:静岡市)
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 蒲原地区は、国道1号バイパスが通る交通の要所だが、現状は通過交通がメインとなっている。そこで静岡市では、「トライアルパーク」の活動を通じて、市民や企業と行政が連携しながら誰もが立ち寄れる魅力的な拠点をつくり、街への周遊や街との交流のきっかけとしたい考えだ。

 蒲原は、かつては旧東海道の15番目の宿場町として栄えた。現在も当時の宿場の風景を残し、江戸から平成までの産業や文化が融合したレトロな街並みを形成しているが、古い建物の取り壊しや建て替えの進行で地域の強みが失われる懸念がある。そこで市は、「宿場」機能を再興させるために、「トライアルパーク」に加え、「サイクルホスピタリティ向上」プロジェクトと「歴史的建造物継承」プロジェクトに取り組んでいる。市はこれらのプロジェクトの推進によって、街中での新たな民間事業の展開に期待している。

 なお、トライアルパーク誕生に先立ち、市はキックオフイベント「1 DAY RePUBLIC アイディアキャンプ」を開催する。市内外から集まった参加者がチームを組み、周辺をフィールドワークしながら、トライアルパークの使い方についてアイデアを練り、最後に発表するというもの。4月16日にオンラインによるガイダンスを行い、4月24日に現地で、ワークショップと成果発表と懇親会を行う予定だ。参加費は5000円(当日に現金で徴収)。参加を希望する場合は、3月29日までに市ホームページから所定の申込フォームで申し込む。定員は20人程度で、応募者が多数の場合はエントリーシートで選考する。