自治体が抱える社会課題とベンチャーやスタートアップの製品・サービスをマッチングするためのプラットフォーム「47Growth(ヨンナナ・グロース)」を運営するエスビージャパン(佐賀県基山町)は、福岡県の4市町の課題を解決する取り組み「GAPs FUKUOKA」をスタートさせた。現在、参加企業を募集中だ。
「GAPs FUKUOKA」に参加する福岡県の4市町は、太宰府市、うきは市、大刀洗町、川崎町。それぞれの社会課題を提示し、その解決ソリューションを提案する企画を民間企業から募集する。企画エントリーは4月30日まで。3月25日には、4市町の担当者が課題を説明する「自治体課題オンライン説明会」を行う。5月中旬に一次審査結果を発表、6月上旬に二次審査結果を発表する。その後、採択・協業が決まった企業と自治体は、実証実験の実施に向けた取り組みを進めていく。
4市町の課題は次の通り。
-
太宰府市
課題1:価値を生む「史跡地」の活用
課題2:価値を生む「文化財」の活用
課題3:「学生等向けフリースペース」を楽しい場所に
課題4:「令和発祥の都太宰府『梅』プロジェクト」の展開 -
うきは市
課題1:高齢者のITリテラシーの向上 -
大刀洗町
課題1:空き家の創造的な活用
課題2:観光地ではない田舎のツーリズム
課題3:野菜を生かした地域ブランド向上 -
川崎町
課題1:特産品(リンゴ)のブランディング・販路拡大
課題2:観光産業・組織の
課題3:新たな雇用の創出
課題4:持続可能な農業生産システム
エスビージャパンがプラットフォーム「47Growth」を活用して地域の課題解決のためのマッチングを行うのは、佐賀県内の4自治体(嬉野市・白石町・多久市・鹿島市)を対象に実施した「GAPs SAGA」に続いて2例目となる。