北海道当別町は、建て替えを予定している当別庁舎の基本構想について、パブリックコメントを募集している。募集期限は3月31日まで。現在使用している当別庁舎は、1970年の建設から約50年が経過し、雨漏りや床の傾斜が発生するなど老朽化が著しく進行している。さらに耐震基準を満たしておらず、バリアフリーにも非対応となっている。そのため、町では新庁舎の建設を検討することになった。
構想では、新庁舎建設における基本方針として以下の5点を挙げた。
- まちづくりに寄与する
- 災害に強く、危機管理拠点となる
- 利用環境に優れたひとに優しい庁舎
- 環境に配慮し、長く有効的に活用できる
- 当別町の魅力を発信する庁舎
また、新庁舎の延べ面積は5140m2、建設事業費約40億2000万円と試算している。
整備手法については、リース方式、BTO(Build Transfer and Operate)によるPFI方式を高く評価した。構想ではそのほか、建設候補地や、複合する施設(図書館、文化センター機能、民間施設ほか)などについても検討を加えている。スケジュールについては今後策定する基本計画で検討していく。