福島県いわき市は2022年3月15日から4月5日まで民間事業者を対象に、いわきニュータウン地区(いわき市中央台地区)をモデル地区とする「いわきスマートタウンモデル地区推進事業」の実施計画の提案を募集している。いわきニュータウンは初期の分譲から40年が経過し、住民の高齢化をはじめとする課題が顕在化している。同事業はいわきニュータウンおよび市全体が抱えている様々な課題の解決を目的とする。

いわきスマートタウンモデル地区推進事業の公募までの流れ(出所:いわき市)
いわきスマートタウンモデル地区推進事業の公募までの流れ(出所:いわき市)
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 同事業の基本戦略となる「いわきスマートモデル地区基本戦略」は現在、素案の段階にあり、いわき市は2021年12月、素案に対する市民の声を募るアンケート関連記事、2022年1月には事業提案を検討する民間事業者を対象に素案や公募条件についてのサウンディング調査(調査結果のお知らせ)などを実施している。民間事業者の事業提案についても2021年10月の第1回企業説明会でアンケート調査を実施しているが、今回の提案募集は2021年12月の基本戦略(素案)の公表を経て、より具体的な提案が可能となった状況を受けたものとなる。

 提案では、基本戦略(素案)が示す取り組み方策のいずれに該当するかを明記したうえで、提案のポイント(40字程度)、提案するスマートサービスの内容(ターゲット、事業モデル、機器構成・システム、実績ほか)、スマートサービスによる効果(解決する課題やQOL向上のイメージ)を提出することが求められている。基本戦略(素案)は、基本方針を「豊かさと安心を持続するまちづくり」「必要なサービスに、誰もがアクセスできるまちづくり」「世代循環を促し、住み続けられるまちづくり」の3つに分けたうえで、9つの取り組み方策を提示している。

基本戦略(素案)が示す取組方策。提案時には、該当する取組方策を選んで記入する(出所:いわき市)
基本戦略(素案)が示す取組方策。提案時には、該当する取組方策を選んで記入する(出所:いわき市)
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