愛知県豊川市は、市内の総合公園「赤塚山公園」の再整備に伴い、公募設置管理制度(Park-PFI)を活用した事業の設置等予定者として、市内に本社を置く工務店のイトコーを選定した。提案は1グループからのみで、2021年3月19日に選定委員会で審査を行った。今後、設計などについての協議を進め、2022年4月に基本協定を締結し、2022年7月に工事着手、2023年4月にオープン予定だ。

赤塚山公園の位置図(資料:豊川市)
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 イトコーの提案内容は、飲食物販施設(鉄骨造・36.6m2)と屋根付きの休養施設(鉄骨造・61.5m2)。どちらも自然との調和に配慮し、枕木を外壁に使用して、施設内のテーブルやベンチなどは地元の木材を活用する。「食」「自然」を中心ににぎわいの創出を目指し、地元事業者と協力したイベントなども提案された。選定委員会では、「東三河地区のネットワークを生かした様々な店舗による飲食の提供は、飽きられにくく、継続性のあるサービスの提供が期待できる」「地元に根差した企業として、地域貢献や地域連携について、園地を活用したイベントなど優れた提案が確認された」などと総評された。

施設のイメージパース(資料:豊川市)
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 赤塚山公園は豊川市が管理する唯一の総合公園で、約25haの敷地に、豊川に生息する生き物を展示した「ぎょぎょランド」、水遊びができる「水の広場」、動物と触れ合える「アニアニまある」などがある。利用者の年齢層の変化や老朽化対策として、開園30周年を迎える2023年度に再整備が予定されており、「赤塚山公園民間活力導入事業」が行われている。

 同事業では、Park-PFIを活用して民設民営による飲食などの利便施設を設置するとともに、その付近で休養施設の整備の提案を募集していた。飲食等利便施設は、認定計画書提出者の負担による設置・管理運営を行う。休養施設については、認定計画提出者および豊川市負担により整備を行い、認定計画提出者が業務委託を受けて管理運営を行う。