福岡県久留米市は、久留米百年公園(以下、百年公園)、合川緑地、中央公園を対象とした「百年公園等における民間活力導入に関する実施計画」を3月にまとめた。上記3公園を包含する「百年公園周辺エリア」のに魅力強化や賑わい創出を目指す。

百年公園周辺エリアにおける各公園の位置(資料:久留米市)
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各公園の現状(資料:久留米市)
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各公園の民間活力導入の考え方(久留米市の資料を一部加工)
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 3公園は、いずれも公募設置管理許可(Park-PFI)により飲食施設などを整備する計画だ。また、民間事業者の費用負担によるイベントなどの賑わい創出事業の実施も求める。2020年度から段階的に事業者の公募を行う予定となっている。計画は、市では市民の利用状況とニーズを把握するためのアンケート調査、および民間事業者の事業参画意向を把握するためのサウンディング調査の実施結果も踏まえたものだ。

 百年公園は、1989年に市制100周年を記念して設置された約7.5haの市民公園。高良川に隣接し、久留米つつじをはじめとした四季の花々や桜並木を有する。オープンスペースでは、多数のイベントが開催されており、年間のイベント利用者数は約50万人だ。

 事業期間は20年以内を想定。公募対象公園施設として、カフェなどの飲食施設(独立採算)を求める。特定公園施設としては休養施設を必須とし、設置・管理運営費用は公募施設の収益の活用を想定している。

 合川緑地は、2004年に設置された約1.5haの都市緑地。サイクリングロードや河川敷
筑後川と高良川に隣接し、桜並木などの自然が豊か。筑後川を活用した実証実験が行わるなど、これまでも水辺空間が活用されてきてきたエリアだ。

 事業期間は10年以内(更新可)を想定している。公募対象公園施設はアウトドア施設(独立採算)を必須としている。特定公園施設はトイレを必須とし、民間事業者負担1割以上を想定する。

 中央公園は、1974年に設置された市内唯一の運動公園で面積は約23.8ha。園内には、陸上競技場、野球場、テニスコートなどの運動施設や、鳥類センター、流水プールなどがあり、年間の施設利用者数は約100万人。

 事業期間は20年以内。特定公園施設としてカフェなどの飲食施設(独立採算)を必須とし、特定公園施設として、駐車場・駐輪場・トイレの整備を必須とし、民間事業者負担1割以上を想定する。