千葉市は3月30日、楽天モバイル(東京都世田谷区)と「GIGAスクール構想支援プラン」についての基本協定を締結した。協定の有効期間は2025年3月まで。まず2020年7月中旬に、千葉市立の都賀小学校、幕張西小学校、柏井小学校、都小学校、土気南小学校で4G基地局の設置工事に順次着手し、9月以降に利用可能とする。

千葉市の熊谷俊人市長(左)と楽天モバイルの山田善久社長(出所:楽天モバイル)
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GIGAスクール構想の実現ロードマップ(出所:文部科学省)
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 楽天モバイルのGIGAスクール構想支援プランは、楽天モバイルの携帯電話基地局を学校の敷地内に設置する場合、学校までの基地局用光回線を原則として無償で提供する。対象は、全国の国公私立の小学校、中学校、高校など。千葉市との協定はその第1弾となる。

 千葉市と楽天モバイルとの基本協定書では、楽天モバイルは5Gを活用した学習ソフトや遠隔授業の実施に向けた検討や千葉市への情報提供を行うとしている。基地局用光回線の通信速度は10ギガビット/秒。将来は5Gの基地局も順次設置していく予定だ。

 楽天モバイルのGIGAスクール構想支援プランは、文部科学省が提唱する「GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想」を支援するもの。同構想は、教育現場における児童・生徒一人1台の端末や高速大容量のネットワーク、クラウド環境の整備を目指している。すでに全国の自治体は地方財政措置を活用し、2022年度末までに3クラスに1クラス分の端末を整備する5カ年計画を進めている。

 2019年12月13日に閣議決定された2019年度補正予算は、一人1台の端末と高速大容量ネットワークを一体的に整備するための経費を盛り込んでいる。