広島市は、旧広島市民球場跡地(以下、球場跡地)にPark-PFIで収益施設とイベント広場や園路を整備し、自ら指定管理者として運営・管理を担う民間事業者を公募する。施設の開業は23年3月を目指し、事業期間は建設と解体を含めて42年3月までの20年間。

旧広島市民球場跡地の現況(資料:広島市)
旧広島市民球場跡地の現況(資料:広島市)
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事業区域(資料:広島市)
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事業期間(資料:広島市)
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 公募についての説明会を4月8日に開催(参加の申し込みは4月2日まで)。6月14日~25日に公募設置等計画を受け付け、7月下旬~8月上旬にプレゼンテーション、8月上旬に設置等予定者を選定する。

 球場跡地は、都市公園である中央公園の一角に当たる。原爆ドームがある平和記念公園、本川の水辺空間、商業地である紙屋町・八丁堀地区に囲まれた立地だ。広島市は2020年3月に策定した「中央公園の今後の活用に係る基本方針」で、球場跡地を「イベント・集客ゾーン」に位置付け、おおむね5年以内の取り組みとして、オープンスペースとイベント広場の整備、飲食物販施設の誘致を挙げた。

 Park-PFIの対象となる事業区域の面積は約4.7ha。収益施設(公募対象公園施設)には「広島らしさやおもてなしの心」が感じられる飲食施設を必須とし、ほか、多様なにぎわい施設の提案に期待する。建築面積は2500m2まで、床面積は4000m2までで、2階建てまで可能だ。公園使用料は年額で1m2あたり5648円以上。

 特定公園施設として、屋根付きイベント広場や、来訪者がくつろげるオープンスペース、園路などの整備を求める。イベント広場では国際的な大会から日常的な行事まで大小のイベントが常時開かれることが期待されている。1日1000人以上集客するイベントが年間60日以上開催されることを基準値として、利用促進策の提案も求める。特定公園施設の整備に関する市の負担上限額は11億7000万円。

 指定管理料は19年間の総額で上限8億8350万円(税込み)。イベントなどの利用料金は指定管理者の収入とする。利用料金は目的によって異なり、露店や興業の場合で日額1m2あたり200円以下で提案する。利用料金収入が市と指定管理者で決める基準額を上回った場合は、市に一部(上回った金額の20%)を還元する。