川崎市は、Park-PFIにより公園(緑道)再整備と駐車場の設置・管理を実施する公募設置等予定者に、山崎製パンを選定した。応募は同社のみ、審査における得点は300点満点中197.6点で、最低基準点の116点を上回った。川崎市では初めてのPark-PFI事業となる。

完成予想イメージ(資料:川崎市)
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 事業対象地は池上新町南緑道と皐橋水江町線沿道の合計7656.79m2。これまで大型車の路上駐停車や不法投棄が問題となっており、市はPark-PFIによる環境改善を目指して2021年10月に公募型プロポーザルを開始した(関連記事)

対象地域の位置図(資料:川崎市)
対象地域の位置図(資料:川崎市)
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 山崎製パンの提案は、公園内に収益施設としてコンビニエンスストアを設置し、店舗内と屋外テラスのカフェスペースを、園内にベンチや花壇、芝生、散歩道を整備するもの。交通レスト機能として、公園付近に普通車用駐車場、離れた位置に大型車用駐車場を設け、歩行者の安全確保のために歩道を用意する。地域住民や地元企業と連携し、子ども向けイベントや地区清掃への参加を促す。

 審査講評では、安全性や防犯性への配慮、事業実施体制・経営計画の実現性・信頼性、地域連携の提案が高く評価された一方で、自転車利用者への配慮、緑道全体の魅力向上、成果のモニタリングについて改善が求められた。

 今後は、2023年4月の供用開始に向けて基本協定締結などの手続きを進める。事業期間は20年間。