内閣府成果連動型事業推進室は3月27日、「成果連動型民間委託契約方式の推進に関するアクションプラン」を策定した。成果連動型民間委託契約方式(PFS:Pay For Success)とは、国や自治体が事業の成果指標の改善状況を設定し、その成果指標に連動して民間事業者に報酬を支払う契約方式のこと。SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)はPFSの一類型だ。

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アクションプランの工程表(資料:内閣府)

 アクションプランでは、2022度末までに100団体以上が重点3分野(医療・健康、介護、再犯防止)においてPFS事業を実施することを目標として掲げている。

 この目標達成のために国は、

  • 分野横断的なガイドラインの作成
  • 重点3分野(医療・健康、介護、再犯防止)における「事業実施の手引き」の作成
  • まちづくりなど重点3分野以外への横展開

を進めていく。

 アクションプランによると、PFSに関する情報については「PFSポータルサイト」を中心に集約・提供を進めていくほか、自治体向けには導入可能性の検討支援を行う。PFSの成果報酬支払いのための国による基金(アウトカム・ファンド)などの補助制度の検討も進めていくという。

 分野別の支援としては、実施手順や体制、具体的な成果指標などを例示した「手引き」を各分野ごとに作成する。また、「医療・健康」分野では、2020年度から国民健康保険の保険者努力支援交付金においてPFS事業に対する支援を行うことや、保険者機能強化推進交付金においてPFSの活用を評価する指標を新たに設定することが記されている。