福岡市は人生100年時代を見据えた持続可能な社会をつくるプロジェクト「福岡100」の新たな取り組みの事業提案を募集している。提案提出の締切は2020年5月15日。応募フォームへの入力・送信と、メールでの事業提案書の送付が必要。提案にあたっての質問は4月14日まで受け付け。5月29日(予定)の審査会を経て、6月上旬に共働事業候補者に通知し、7月以降に事業を開始する見込みだ。

「福岡100」のウェブサイト
民間提案窓口「mirai@」の仕組み。「公民共働事業」と「実証実験フルサポート事業」で提案の実現をサポートする(資料:福岡市)
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 今回は、保健福祉分野の行政課題である以下の4つのテーマについて事業提案を募集している。事業は各テーマ1件程度の全4件程度を実施予定。事業の実施期間は、市と事業者で協議して決定するが、最長1年程度を想定している。

1.介護現場で働く人材の確保・すそ野の拡大
 2025年には福岡市で約5500人の介護人材が不足すると見込まれており、人材の確保が大きな課題となっている。想定する共働事業の例として、短時間の就労やボランティアを希望するアクティブシニアや学生、主婦・主夫、有資格者、障がい者などと、担い手不足の介護事業所をマッチングする取り組みをあげている。

2.認知症の人の外出の見守り・支援
 GPSやBluetoothなどを利用した見守りサービスを使って、効果的な取り組みを行うというもの。GPSなどを活用した見守りや捜索のスキーム、認知症の人がこれらにサポートを受けながら道に迷わず目的地に着ける機能を付加された取り組みなどを想定している。

3.休養・こころの健康づくり
 福岡市は「ストレスのために体調を崩す人の減少」を目標値に掲げ、啓発などの取り組みを行っているものの、改善が進んでいない。想定する共同事業の例として、セルフケアを推進するための行動科学や、積極的休養の考え方を普及する取り組みをあげている。

4.歯と口腔の健康づくり
  福岡市では、虫歯や歯周病を有する人の割合、定期健診受診者割合が国などの目標に達していない。歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなど口腔内の清掃補助用具の使い方の指導、セルフチェックの促進、歯と口腔の健康に関心を持つことにより、行動変容につなげる取り組みを想定している。

 福岡市は、社会課題解決のためAI・IoTを含めた民間のノウハウを活用し、公民連携をさらに推進するため、民間事業者と福岡市をつなぐワンストップ窓口「mirai@」(ミライアット)を設置。公民連携のハブとして、提案受付やサポート、情報提供などを行い、関係部局などと連携しながら民間提案の実現をサポートしている。今回の募集はmirai@(公民共働事業)テーマ型公募の第4弾だ。