東京都東村山市は市内21カ所(有料駐輪場17カ所、無料駐輪場4カ所)の市営駐輪場の運営管理について、民間事業者からの意見や提案を参考にするサウンディング型市場調査を実施する。21カ所の駐輪場は現在、同一の指定管理事業者が3つの協定・期間で管理している。2021年3月末をもってすべての駐輪場の指定管理期間が満了となることを機に、2021年4月以降は市内にあるすべての駐輪場の指定管理期間を統一する方針で、より効果的に管理する方法について意見を求める。

■東村山市営の各自転車駐輪場(有料17カ所・無料4カ所・保管所)の概要
(資料:東村山市)
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 市が調査でヒアリングしたい主要なポイントは以下の4点。

  1. 市内の全自転車など駐輪場の指定期間の一本化を前提とした
     より効果的な管理運営方法について
  2. 久米川駅南口における駐輪スペースの不足解消について
  3. 久米川駅南口第1駐輪場用地のより有効な活用方法について
  4. 八坂駅駐輪場を含めた、無料駐輪場の今後のあり方について

■サウンディング調査の実施スケジュール
(注)追加サウンディングについては、上記期間外でも調整する場合がある(資料:東村山市)
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 サウンディング調査のエントリー受付は5月9日まで、現場確認日の指定および実施は5月31日まで。6月3日~11日にサウンディング調査を実施し、6月17日~28日は追加サウンディングの予備日に設定している。サウンディング結果は7月下旬までに公表する予定だ。その結果をふまえて、2020年度中に事業者選定を行い、2021年4月1日以降の市内全駐輪場の管理運営に生かす。

 全駐輪場のなかでも、久米川駅南口の駐輪スペース不足は早急な解決が求められている。周辺の民間駐輪場が立て続けに閉鎖することとなり、市営駐輪場に利用者が集中してしまっているのと同時に、このエリアは放置自転車に対する苦情が最も多い場所にもかかわらず放置禁止区域に指定できておらず、即時撤去ができない。新たな駐輪場を整備する土地もなく、問題の解決は難航している。

 現在無料で運営している4つの駐輪場についても、今後の管理について意見を求める。有料化したケースの管理運営や採算についてもヒアリングする予定だ。

 東村山市の担当者は「単独業者が全駐輪場を管理運営するのか、エリアごとに分けて複数の業者で担当するのか、また指定管理制度自体を引き続き導入するのか否かなど、サウンディングの実施結果から今後の管理運営方針を検討したい」と話した。