高宮庭園茶寮の本館玄関(出所:福岡市)
高宮庭園茶寮の本館玄関(出所:福岡市)
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高宮庭園茶寮のレストラン(出所:福岡市)
高宮庭園茶寮のレストラン(出所:福岡市)
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高宮庭園茶寮の全景。左から旧邸宅茶室、旧邸宅母屋、迎賓館、ミュージックホール(出所:高宮南緑地・高宮庭園茶寮公式Webサイト)
高宮庭園茶寮の全景。左から旧邸宅茶室、旧邸宅母屋、迎賓館、ミュージックホール(出所:高宮南緑地・高宮庭園茶寮公式Webサイト)
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 福岡市南区の都市公園「高宮南緑地」に2022年4月1日、新施設「高宮庭園茶寮」がオープンした。高宮庭園茶寮は、福岡県筑豊地区の炭鉱事業で財を成した貝島家の旧邸宅を、レストラン、茶室などを有する施設として改修・整備したもの。歴史的建造物である旧邸宅をできる限り活用しながら、旧邸宅、庭園、新たに設置した迎賓館、ミュージックホールで構成される。

 貝島家旧邸宅は1915年、福岡県直方市に建築された。1927年に現在地へ移築され、1960年代から1980年代前半は米国領事公邸、福岡アメリカンセンター(在福岡米国領事館広報部)館長公邸として利用されていた。2005年に貝島家が福岡市に寄贈し、福岡市はその保存・活用の方法を検討。PPP(公民連携)事業を推進する「福岡PPPプラットフォーム」での官民対話などを経て(関連記事)、2018年3月に高宮南緑地を整備・管理運営する事業者を公募し、同年8月にホテルやレストラン事業を手掛けるポジティブドリームパーソンズ(東京都渋谷区)を優先交渉権者に決定した。

 ポジティブドリームパーソンズは2019年9月、高宮南緑地の管理・運営事業工事に着手。旧邸宅を改修して、レストラン、茶房、茶室、貝島家や福岡の歴史資料を展示するブックライブラリーなどを設置するとともに、企業展示や結婚式に利用できる迎賓館(最大収容人数は着席80人、立食200人)、音楽会や講演会などに利用できるミュージックホール(最大収容人数80人)の施設2棟を新設した。

 レストランに使用する旧邸宅の大広間は、本格的な書院作りが施されており、障子を開けると庭園と一体化する開放的な空間となっている。最大収容人数は48人。九州産の素材を生かしながら、和食やフレンチの技法を取り入れた「九州里山キュイジーヌ」の料理を提供する