提案した施設の外観のイメージ(資料:ヒューリック、清水建設)
提案した施設の外観のイメージ(資料:ヒューリック、清水建設)
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美竹公園より望むイメージ(資料:ヒューリック、清水建設)
美竹公園より望むイメージ(資料:ヒューリック、清水建設)
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計画地の位置図(資料:ヒューリック、清水建設)
計画地の位置図(資料:ヒューリック、清水建設)
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計画概要(資料:東京都)
計画概要(資料:東京都)
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 東京都と渋谷区は、渋谷一丁目地区の共同開発者として、ヒューリック(代表企業)と清水建設によるグループ「Link Park」を事業予定者に選んだ。2022年3月29日に発表した。

 事業の名称は「都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」。具体的には、東京都児童会館の跡地と、隣接する渋谷区役所・旧第二美竹分庁舎、渋谷区立美竹公園を一体で開発する。場所は渋谷駅の北側にある複合施設「渋谷キャスト」の近くで、敷地面積は9670m2だ。東京都児童会館の継承や美竹公園の立体都市公園化、70年間に建設・除却期間を加えた定期借地権の設定契約などを要件に、都と渋谷区が事業者から開発の提案を公募していた。

 Link Parkが提案したのは、最高高さ74.8m、地上14階・地下2階建ての複合施設の整備。26戸の賃貸住宅、創造文化教育機能を持つ施設、クリエーティブ産業の施設、業務施設、商業施設などが入る。スポーツなどを通じた多世代の交流拠点となる多目的ホール「ミタケアリーナ」も設ける。このほか、曲線状の土の帯で統一感を出して、複合施設と一体化した公園も整備する予定だ。

 今後は、2022年度中に基本協定を結び、2023年度の定期借地権設定契約の締結と工事開始、2026年度の工事完了を予定している。

 東京都は、都有施設の移転・更新などを契機に、民間のノウハウと資金力を生かして複数の都有地を有効活用しながらまちづくりを行う「都市再生ステップアップ・プロジェクト」を進めており、この渋谷一丁目地区共同開発事業は、渋谷地区で実施する第2弾の事業となる。第1弾は「宮下町アパート跡地事業」で、整備された複合施設「渋谷キャスト」は2017年4月にオープンした。Link Parkの提案は、渋谷キャストと連携して、第3弾の青山病院跡地事業につなげることも期待されている。

 応募があったのは、東急が代表企業を務めるグループ「渋谷Creative Hometown」とLink Parkの2グループ。Link Parkの提案は、渋谷Creative Hometownの提案に比べ、「施設計画や収支計画等において、総合的に実現可能性に秀でている」と審査委員会において評価された。