山口県長門市が観光振興の一環として整備を進めていた無料のWi-Fi環境「ながとフリーWi-Fi」が、3月27日から市内の主要な観光スポットやJR西日本の駅で利用可能となった。ながとフリーWi-Fiの構築は、日立システムズ(東京都品川区)が担当した。

Wi-Fiのログデータから観光スポットごとの来訪者数などを可視化するダッシュボード機能。インターネット経由で参照できる(出所:日立システムズ)
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 フリーWi-Fiを利用できる場所は、金子みすゞ記念館、元乃隅神社、大寧寺、道の駅センザキッチン(関連記事)、長門湯本温泉街(関連記事)、長門市駅、長門湯本駅の7カ所。これらの場所で収集したWi-Fiのログデータは、ダッシュボード機能を使って分析することで、それぞれの来訪者数、滞在時間、リピーター数など観光に関する様々なデータの可視化に利用できる。

 長門市では、Wi-Fiのログデータと売店のPOSデータを連携させて売り上げ向上に役立てたり、屋外店舗でキャッシュレス決済システムを導入する際のネットワーク基盤にWi-Fiを利用したりすることも検討している。

 日立システムズは、2019年8月の公募型プロポーザル審査で「ながとフリーWi-Fi整備事業」の契約候補者に選ばれ、同年11月に長門市と契約を結んだ(ながとフリーWi-Fi整備事業公募型プロポーザル審査結果)。

 長門市と日立システムズは、今回のながとフリーWi-Fiの提供開始に合わせて、包括連携協定を結んだことも発表した。同協定では、長門市が策定した「第2次長門市総合計画」や「第2次長門市観光基本計画」の実現に向けて、観光振興や地域経済の活性化、人材育成などについて両者が包括的に連携・協力していく。スケジュールは未定だが、Wi-Fi環境についても、長門市全域を対象に整備を進めていくとしている。

Wi-Fi環境整備やデータ利活用と、長門市のまちづくりとの関係(出所:長門市、日立システムズ)
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包括連携協定の締結式。長門市長の江原達也市長(左)と日立システムズ中国支社の高津次朗社長(出所:長門市)
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