福岡市は、PFIをはじめとしたPPPによる事業化の可能性がある事業、およびその事業手法検討業務委託や事業化手続業務委託などを行うための予算が確定した事業をそれぞれまとめた「PPPロングリスト」と「PPPショートリスト」を更新し、4月2日に公開した。福岡市は2つのリストをホームページで公開することで、市営住宅の建替や公園整備といった公共事業に民間事業者の参加を促し、意見や提案を広く集める狙いがある。事前に情報を公開することで、PPPに参加を希望する民間事業者が十分な準備期間を確保でき、公募の際にスムーズに参加できる(関連記事)。

「PPPロングリスト」と「PPPショートリスト」の位置付け(資料:福岡市)
[画像のクリックで拡大表示]

 福岡市は、同市の「政策推進プラン(第9次福岡市基本計画第2次実施計画[H29.6]」に掲載した事業などのうち、PPPによる事業化の可能性があるものを抽出してPPPロングリストに掲載している。掲載事業には具体的なPPP活用の計画がないものも含まれている。このPPPロングリストの掲載案件のうち、事業方式を決める調査などの予算が付いたものをPPPショートリストに移動する仕組みだ。

 今回更新した2018年4月最新版では、まずPPPロングリストにおいて2017年7月版の8件に新規2件を追加して1件を削除し、9件を掲載した。最新版のロングリストは「学校の校舎等の建替」「下水道事業」「油山市民の森リニューアル」などの事業を掲載している。

 PPPショートリストにおいては2017年4月版の8件から、公募や入札段階に入った4つを削除して4件を記載した。具体定期には、

  • 早良地域交流センター(仮称)整備事業
    PFI(BTO方式)で整備。2018年度は入札公告を行い,事業者の選および契約締結を行う予定
  • 拠点文化施設および須崎公園整備事業
    PFI(BTO方式)で整備。2018年度は公募に向けた検討・準備を行う予定
  • 博多区庁舎等再整備事業
    2018年度は事業手法等の検討を行 う予定
  • ウォーターフロント地区(中央ふ頭・博多ふ頭)再整備の推進
    2018年度は導入機能や事業手法などの検討を行う予定
である。

 福岡市の担当者は今回の最新版公開により、「民間事業者により多くの事業に参画して意見や提案をしてもらい、公共事業のブラッシュアップにつなげられれば」と話す。