富山市は、富山市公設地方卸売市場の再整備事業で、大和ハウス工業富山支店を代表企業とする「新とやまいちば創生プロジェクトチーム」を優先交渉権者に決定した。グループの構成企業は、押田建築設計事務所、富山中央青果、大和情報サービス、大和ハウスプロパティマネジメント、日本海ガス、北陸電力ビズ・エナジーソリューション、松原建設。

提案施設の全景イメージ(資料:富山市)
提案施設の全景イメージ(資料:富山市)
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 同チームの提案は、市が所有する市場敷地全体に事業用定期借地権を設定し、事業者が市場施設と商業施設を一体的に整備したうえで所有して、市場施設は市が賃料を支払い運営するというもの。公共施設の賃料は約124億円、公共施設と民間施設の地代はそれぞれ1m2当たり年額1530円(合計約48億円)で、金額の基準を満たしていた。

公共施設の外観イメージ(資料:富山市)
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 公共施設については、地上2階の青果棟(延べ床面積約6500m2)と水産棟(同約3700m2)、地上3階の関連店舗・事務所棟(同約4800m2)を整備。売場全体を閉鎖型にして、衛生・品質管理の向上を図ることを提案した。また、民間施設として、地上2階のインテリア棟(同約6500m2)、地上1階のスーパーマーケット棟(同約3000m2)とホームセンター棟(同約7600m2)を整備し、事業者が民間収益施設を誘致して事業を行う。市場との連携によって、「まちに開かれた生活市場」の実現を目指す。

 竣工予定は、青果棟と関連店舗・事務所棟が2022年12月、水産棟が2024年7月、民間施設が2026年2月。両施設とも2025年度末までの供用開始を目指す。事業期間は2054年3月末まで。

 同市場は、1973年に業務を開始。市場施設を再配置してコンパクトに建て替え、余剰地に収益施設を整備する方針となっていた。