鹿児島県薩摩川内市は2022年4月6日、市内を実験フィールドとする先端技術の実証実験プロジェクト「薩摩川内市SDGsイノベーショントライアルサポート事業」の公募を開始した。薩摩川内市はSDGs(持続可能な開発目標)の理念のもと、市民・事業者と連携しながら、持続可能で魅力的なまちづくりに取り組んでおり、SDGsイノベーショントライアルサポート事業もその取り組みの一つとなる。同事業は、先端技術の実用化を推進することで、地域における新産業の創出や産業の集積、さらに市のブランド力向上を目指すものとなる。

募集リーフレットより(出所:薩摩川内市)
募集リーフレットより(出所:薩摩川内市)
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 公募対象となるプロジェクトは、AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)などの先端技術を活用して、「誰一人取り残さない」社会の実現やカーボンニュートラルの達成につながるもの。応募者は、実証実験を自ら実施できる企業、研究機関、団体(コンソーシアムを含む)であり、地方自治法施行令に基づく入札参加資格を持つ法人格であることなどが求められる。

 応募プロジェクトは、提出書類と応募者のプレゼンテーションで審査する。審査基準は、地域課題・ニーズへの合致度(地域課題の解決、豊かな市民生活の実現)、先進性(先端的な技術またはアイデア・新規性・社会的インパクト)、事業化可能性、将来性・競争力、事業化に対する情熱・熱意、薩摩川内市で実証実験する意義・効果など。審査を経て採択されたプロジェクトについては、実験終了後に成果発表会の開催を予定する。

 実証実験プロジェクトに対する市の支援内容は、実証フィールドの提供、実証実験モニターの募集支援、実証実験に関係する地域や関係団体との調整、行政データの提供、実証実験のPR支援など。資金面の支援はないため、「年度で期限を定めず、年間を通じて随時応募を受け付けている」(薩摩川内市)。実証実験の実施期間についても、案件ごとに検討するとしている。